中学1,2年生の3学期に1回。そして中学3年生に5回(総合テストを含めると7回)。それが「診断テスト」です。出題範囲は「既習内容すべて」と定期テストと比べて格段に範囲が広く、それ故に対策が間に合わないと多くの中学生が苦手とするテストでもあります。「定期テスト期間と近いから、勉強する時間がないよ~」と対策を諦める方もいれば、「実力テストなんだから、ありのままの実力で受ければいいんでしょ」と開き直り、まったく対策をせずに受ける方もいます。……非常にもったいない!!今回は診断テスト対策勉強をする意味、そして対策方法について、シリウス独自の視点からお話しさせていただきます。診断テスト結果が重視される理由診断テストと高校入試当日の点数は、かなり近いものとされています。それ故に志望校のボーダーに診断テストの点数が届いていなければ、さらに点数を伸ばすか、評定で補うかの2つの方法をとる必要があります。評定については定期テストや授業態度、提出物の提出率等が総合的に考慮され決定されるものなので、日頃の継続的な努力が非常に大切です。これについてはまた別の機会に。それでは、診断テストの点数を上げるのに大切なことは何でしょうか。それは「長期記憶の知識の引き出しを増やす」ことです。よく、「定期テストの点数は高いのに、診断テストでなかなか良い結果を出すことができない」と嘆く生徒様をたくさん見かけます。その原因の多くを占めるのは、「定期テストの知識が短期記憶の引き出しに入れられている」ことです。定期テストは範囲が限られている分、極端に言えば一夜漬けでもなんとかなってしまう傾向にあります。しかしそれは付け焼き刃の知識で、時間が経てば忘れてしまうものです。対して診断テストは範囲が広大な分、日頃から勉強を重ね知識を確固たるものにしなければ点数は取れません。直前期間は苦手分野を集中的に対策し、残りの範囲は長期記憶の引き出しに入っている知識で補う必要があります。高校入試も同じです。中学で習う全範囲から出題されるため、短期記憶のみで戦うのは無謀でしかありません。試しに、社会の公立高校入試過去問をご覧になってください。特に歴史に関しては、様々な時代から細かく問題が出題されています。これらを一夜漬けの知識で解くのは無理な話です。そう、診断テストは「志望校を決定するための指針」であると同時に、「長期記憶がどれだけ身についているか」を確認する絶好の機会なのです。全力で挑まないだなんて、そんな損な話はありません。長期記憶の知識を増やすには?では、先ほどからお話ししている「長期記憶の知識を増やす」にはどうしたらよいのでしょうか?その答えは「繰り返し」です。具体的に言うと、「これだ!」と決めた教材を何度も何度も、一人ですべて解けるようになるまで繰り返し練習をするのです。焦りや不安から、何冊も対策教材を購入し、がむしゃらに解く方もいらっしゃいます。問題を解いて、丸付けと間違い直しをし、ひととおり解説を読み――「理解できた!」と2周目を解かずに突き進んでしまう方もいます。その問題、本当に理解できていますか?その場だけの理解になっていませんか?量だけこなして、「たくさん勉強頑張ったぞ!」と満足していませんか?これこそ、多くの受験生が陥る「多方面の量の罠」です。短期記憶にとどまってしまう原因の1つでもあります。もちろん量をこなすことが悪いというわけではありません。しかし、質を高めることも勉強においては非常に大切なことなのです。インプット以上に、アウトプットの割合を増やす。そして、自分自身で解き方や知識、時代の流れ等を突き詰めていく。誰かに問題の解き方を説明して、自分の知識を再確認するのも良いかもしれませんね。そうして頑張った過程は、必ず結果として反映されます。そして身についた勉強習慣は、今後も必ずあなたを支え続けてくれるでしょう。「どの教材を使ったらいいんだろう?」「志望校のボーダーが〇〇点だから、それを達成するためには何をしたらいいんだろう?」と思った、そこのあなた。ぜひ、当校の学習管理コースをご覧になってみてください。講師一同、お待ちしております。